晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

空から地上を見る方法

最寄駅である東武野田線新柏駅前に、新築マンションが建築中である。

そのチラシを見ていたのだが、8階建114戸で完成は2025年3月となっている。

東武鉄道大和ハウス工業のコラボレーション・プロジェクトである、とチラシには書いてある。

完成はまだ、一年半以上も先のことだが、もう入居者を募集する。

そういえば、中国ではマンションの引渡し前から、住宅ローンの支払いがはじまるということで、工事中断されていろんなトラブルが発生しているというニュースが伝えられている。

まあ、日本の場合は、住宅の引渡入居してからローンの支払いということになるので、できるだけ住宅が完成したら無駄な期間ができないように、ということだろう。

 

チラシには、「新柏駅へ徒歩1分」となってる。

駅前の一等地であるが、実は半年くらい前まで、パチンコ屋だった跡地なのだ。

駅前に小さな公園があって、その周囲がロータリーになっている。

物件名「ソライエ新柏プレミスト」であるが、販売価格はまだ「未定」である。

今の段階は、お知らせということだろう。

チラシの航空写真

チラシにある建設予定地の航空写真を、ゆっくり見た。

手前に新柏駅があって、そこから柏駅まで東武野田線の線路が、白く延びている。

航空写真の説明文に、掲載の航空写真は2023年7月に撮影したもので、一部CG加工を施してあります」とある。

なるほど、マンションの予定地も白塗りされている。

パチンコ屋の建物の解体終わった頃で、建築工事はまだ始まっていなかっただろう。

すぐ近くに、スーパー、病院、中学校もあるし、写真には入っていないが、中学校の隣は小学校で、立地条件は申し分ないだろう。

 

写真の上部に、なんと筑波山が写っている。

その手前には、緑のベルトが東西につながっているが、これは利根川だろう。

さすがに、土手があるので水面は映ってないが、その周辺の水田の緑である。

そして、柏駅があるが、その右側に手賀沼の湖面が見える。

その手前には、緑に囲まれた「日立台公園」がある。日立台公園自体はこの北端にあって、それ以外の広い敷地は「日立製作所」のもので、ここにはJリーグ柏レイソルのスタジアムがあり、体育館や陸上のグランドもある。

こんな写真は、どれくらいの高度から撮影するのだろうか。

300メートルとか、400メートルくらいだろうか。

そう言えば、集合住宅の集会所の会議室に、古い航空写真が飾ってあった。

管理組合の役員をやっていた時に、見た記憶がある。

この集合住宅ができたのが1982年だそうなので、もう40年経っている。

隣接する光ヶ丘団地はさらに遡って1957年だから、65年くらいになる。

白黒写真で大きく拡大されて、パネルになっていた。

たしか、スマホで撮ったはずだが、どこに保存してあるかな。

スマホで撮影した写真は、パソコンにコピーしてあるはずだが、何年か前のことなのでどこにあるかわからない。

 

買い物に出かける時に、集会所に寄って事務所で聞いてみた。

会議室に書棚を入れたために、壁がふさがって掲示してあった航空写真のパネルは外されていた。

書棚の脇に、航空写真のパネルが立てかけてあった。

どうも、かつて私が見た航空写真とは違っていた。

かつて掲示してあったものは、光ヶ丘団地と私の住む集合住宅を、真上から撮影したものだった。

そこにあったのは、かなり大きなサイズの横長の航空写真である。

光が丘団地俯瞰1

モノクロ写真であり、精度も低いので、詳細はよくわからない。

それでも、周囲には色の濃い森林と思われる所が、多く見られる。

チラシのの写真は新柏駅が手前に入っていたが、会議室にあった写真は光ヶ丘団地が手前に入っている。

写真の上部には、なんと筑波山と思われる山影が写っていて、ほとんど同じ構図であるように思える。

光ヶ丘団地俯瞰2

我が家は、つくば市のショッピングモールに、年に何回か出かけることがある。

大利根橋で、利根川を渡って、茨城県に入ることになる。

ずっと、筑波山に向かって走ってる感じである。

50キロ弱、1時間ちょっとというところだ。

筑波山は、つくば市からさらに20キロ近くあるだろうか。

私が住む東葛飾の地からは、利根川に近くなくても、標高のあるところなら筑波山が見える。

利根川を渡る新大利根橋あたりでは、天候の条件が良ければ、後方に富士山が見えることがある。

富士山が見えることにちなんだ、「富士見台」とか「富士見橋」、「富士見町」という地名がいくつか残っている。

浮世絵などに、江戸から見た富士山を描いたものがあるが、江戸から富士山までの距離は320キロほどらしい。

筑波山は、あまりに身近だったせいか、筑波山にちなんだ地名はないような気がする。

 

私は地図が好きなので、ネットの地図閲覧サイトをよく見る。

ネットで地図といったら、「ヤフーマップ」や「Googleマップ」がある。

その他には、日本の地図などの測量行政に関わる元締めと言える「国土地理院」のサイトもある。

それぞれのサイトは、特徴があって、少しずつ違っている。

「ヤフーマップ」も「Googleマップ」も地図については、ゼンリンのものを採用しているようだ。

地図の縮尺をどんどん小さくしていくと、建物の形が表示されるようになる。

これは、ゼンリンの「住宅地図」のデータを採用しているのだろう。

光ヶ丘団地北部 ヤフーマップ

ちなみに、航空写真の範囲を表示すると、こんな感じである。

光ヶ丘から筑波山 ヤフーマップ

 

国土地理院は、つくば市にあるので、この航空写真の筑波山の手前あたりにある。

何年か前に、見学したことがある。

航空写真の撮影についてネットで調べていたら、国土地理院のサイトに記事があった。

www.gsi.go.jp

記事には、こんな興味深い記載があった。

 

空中写真の撮影は、機体の下部にカメラ孔を設けた測量用の航空機に搭載された航空カメラを撮影士が操作して、雲や霧が写りこまないように晴天の日に行います。
操縦士は、GNSSによる誘導により航空機を計画した撮影コース上に一直線で飛行させ、撮影士が航空カメラを操作します。
 空中写真は、隣り合う写真が重なり合うように撮影しますので、この重複部分では写真を立体的に見ることができます。

 

なるほど、航空写真撮影専用の航空機に、撮影士が乗り込んで撮影する。

しかも、日本全土を網羅しようというのだから大変な事業である。

ヤフーマップやGoogleマップでは、地図の表示から航空写真の表示に切り替えることができる。

どんな航空写真を使っているのだろうと調べてみた。

 

Yahoo! MAPアプリではこのたび、航空写真のデータを全国で一新。情報日付が新しくなりました。
従来の航空写真(※1)では飛行機から撮影した画像データを使用していましたが、このたびの更新で、米国宇宙企業マクサー・テクノロジーズ社(外部サイト)が提供する人工衛星から撮影した画像データに変更しました。 [お知らせ]  2022年10月31日

 

ということは、ヤフーマップも2022年から、航空写真はいわゆる「衛星写真」を使用しているということである。

Googleマップは、マップから「Googleアース」に切り替えることができるので、衛星写真を使ってるのだろうとは思っていたが、ヤフーマップも同様になっているということである。

以前に使っていた航空写真というのは、国土地理院のものだろうかと考えたが、それについての記載はなかった。

光ヶ丘団地北部  ヤフーマップ 航空写真表示

光ヶ丘〜筑波山 ヤフーマップ 航空写真表示

地図閲覧サイトは、iPadを使うことが多い。

Safariなどのブラウザで見ることもできるが、専用のアプリも使える。

ブラウザではできて、アプリではできないなど、それぞれに一長一短である。

Googleアースのアプリでは、航空写真からワンタッチで、3D表示の切り替えが可能だ。

東武鉄道新柏駅周辺 Googleアース 航空写真表示

これを、3Dに切り替えると、こうなる。

東武鉄道新柏駅周辺 Googleアース 航空写真3D表示

さらに、Googleドライブに切り替えることもできる。

人形のアイコンをクリックすると、なんとGoogleドライブできる道路が色付きで表示される。

東武鉄道新柏駅周辺 Googleアース 航空写真ドライブ可能表示

水色で彩色されている道路をが、Googleドライブ可能ということらしい。

360度カメラを搭載したGoogleドライブ撮影の車が、日本中を走っているという記事を読んだ覚えがある。

でも、そんな車を見かけたことがない。

試しに、我が家のある団地を走ってみたら、駐車場も写っていて、我が愛車らしいものも写っていた。

さすがに、駐車場には入れなかった。

車や人も写っているので、プライバシー保護の点で問題であると指摘されていたことがあったと思うのだが、その後どうなったのだろう。

 

国土地理院の閲覧サイトのいいところは、蓄積されてきた地図や航空写真を、時代ごとに切り替えながら、見比べることができることである。

航空写真は、1930年代から整備してきたらしいが、私の住む住所のあたりは、1960年代になってやっと、撮影されていた。

航空写真の撮影についてネットで調べていたら、現在は思ったよりも経費が安くなっていた。

ドローンを使った撮影も、可能な時代なのだ。

創立記念に会社や学校でやるのが、かつての航空写真だったろうが、今はもっと手軽なものらしい。

ドローンは、高度150メートル以下なら通常の使用ができるらしい。

 

最近、Googleアースで遊んでみたが、おもしろい。

航空写真の3D表示で、低空を移動すると、ドローンを操縦している気分になれる。

かつて登った山などを、仮想ドローン旅行することができる。

他にも、いろんな使い方ができそうだな。

 

 

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