晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

富士山とその仲間たち

富士山には、登ったことがない。

これからも、登らないような気がする。

私は、どちらかと言うと緑に覆われたような山が好きだ。

そういうところで育って、登り始めたのもそんな山だったからかも知れない。

富士山の登山道は、ほんとに何にもないようだ。

日差しを遮ぎるものがないから、夏は暑いだろう。

風を防ぐものもないから、飛ばされそうである。

滑落したら、止めてくれるものもない。

そのかわり、展望は良さそうだな。

3776mの頂上からの雲海や、御来迎は、最高のものだろう。

確かに、魅力はあるのだが、いざ登るとなるとどうだろうか。

 

富士山には、登ったことはないが「なんとか富士」には登ったことがある。

日本全国には、「郷土富士」といわれる山がある。

富士山という名を名乗るからには、富士山のような山容で、高さもそれなりにあることが条件になると思う。

富士山のような山容ということは、成層火山でなだらかな円すい形で、他の山々から離れていて独立峰であることだろうか。

完全な独立峰ではなくても、見る角度によってそれらしく見えることが最低限必要かな。

富士山といえば、静岡側から見たなだらかな裾野が広がるイメージだけれど、北側の山梨県から見た富士山は、違う感じだったような気がする。

 

なんとか富士は、日本に何百とあるらしいが、私の登ったことのあるものをいくつかあげてみようと思う。

富士山と名乗る山は、ふもとに住む人たちにとっては、毎日仰ぎ見ていて、自分たちを見守ってくれているような感覚があるのだと思う。

私が、今住んでいるあたりはそういう山がない。

かろうじて筑波山が見えるが、遠すぎて仰ぎ見ることはできない。

仰ぎ見る山のふもとに住みたいものである。

 

斜里岳  斜里富士 、オホーツク富士ともいわれてる。

知床半島の付け根あたりに位置するが、 平野から見た山容は素晴らしかった。

円すい形は整ってはいないが、ゆったりとした裾野がきれいだった。

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羊蹄山(シリベシ山)   蝦夷富士

倶知安で下車し、開拓の農村から登山道に入ったが、同行の友人が体調不良で登頂できず撤退した思い出がある。

北海道にしかないような広々した開拓の村の風景が印象的だった。

農家の庭に咲くタチアオイと悠然とそびえる緑に覆われた羊蹄山は、見事だった。

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利尻山  利尻富士

利尻山は、まだ行ったことのない憧れの山である。

利尻島全体が、成層火山であり、富士山みたいなものだ。

となりに、「花の礼文」といわれる礼文島があって、格好の展望台である。

近いうちに、行く予定である、と言っておこう。

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北海道には、他にもたくさんの郷土富士がある。

私が登った暑寒別岳羅臼岳も郷土富士である。

暑寒別岳は、北海道の尾瀬といわれる高層湿原で有名であり「増毛富士」と言われている。

羅臼岳は、知床半島の中部に位置し「知床富士」と言われている。

暑寒別岳羅臼岳は、近くの山々と連なっているので、独立峰というのは無理があるかもしれない。

 

岩木山  津軽富士といわれている。

私は、岩木山は登ったことはないが、郷土の田代岳に初めて登った時に、頂上からの見えた山である。

津軽平野に住む人たちから、「お岩木様」と呼ばれている。

リンゴの花が咲いて、その向こうに岩木山が見えるような風景はいろんなところで見たことがあるし、歌にもうたわれている。

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岩手山  岩手富士 南部片富士ともいわれる。

八幡平から縦走して、頂上に登り盛岡方向に下山したことがある。

盛岡のような大きな街の近くに、岩手山のような2000mを越える山があるのは、めずらしいかもしれない。

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鳥海山  出羽富士 秋田富士 庄内富士ともいわれる。

出羽国は、鳥海山を境に羽前国(山形県)と羽後国(秋田県)に分割された。

なので、このような呼び方になったのだろう。

単独行で、初めて登って、その時は次に秋田駒ケ岳に向かっている。

二度目は、友人たちと避難小屋に泊まり、象潟に下山した。

ご来光時に、日本海に影鳥海という影が写るらしいのだが、その時は見てない。

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関東地方にも、富士を名乗る郷土富士はあるのだが、どれも聞いたことのないような山である。

唯一、これは知られてると思ったのが、「榛名富士」として知られている榛名山だった。

これは、登ったことなかったなあ。

 

 

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