先日、「私の日本酒コレクション①」を書いた時に、純米酒の種類として、純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒をあげたが、正確には特別純米酒を加えた4種類だった。
純米吟醸酒と純米大吟醸酒は、「吟醸造り」という製法が、用いられています。
「吟醸造り」というのは、国税庁が公開している情報では、次のとおりだ。
吟味して醸造することをいい、伝統的に、よりよく精米した白米を低温でゆっくり発酵させ、粕(かす)の割合を高くして、特有な芳香(吟香)を有するように醸造すること
もっと詳しくいうと、10度前後の低温で1ヶ月近い時間をかけて発酵させる製法で、低温で発酵することで、香り成分がもろみに閉じ込められる。
しかし、温度が低すぎると蒸米が溶けにくくなり、麹や酵母の活動がおさえられ、味成分が少なくなってしまうので、工程を厳しく管理することが必要である。
時間と手間を充分にかけた結果、「吟醸香」と呼ばれるフルーティな香りがたちのぼる吟醸酒となる。
純米吟醸酒は、精米歩合60%以下、純米大吟醸酒は50%以下である。
吟醸造ではないただの純米酒については精米歩合の規定がなく、特別純米酒については精米歩合60%以下となっている。
私の郷里の大館の酒である。
やっぱり目の前に、秋田の酒があったら手がのびてしまう。
がっつんと力のある飲み口だった。
元気の出る酒って感じだな。
秋田の素材にこだわり、秋田流生酛仕込みで米の旨みを生かした、北秋田の特別純米酒です。ふくらみある濃醇な米の旨みが特徴です。(ウェブサイトより)
桃川 純米新酒 初しぼり 桃川酒造
桃川は、最近も飲んだような気がするが、ラベルにひかれて買ってしまった。
「純米新酒 初しぼり 限定品」である。
これも、パンチのある感じの酒である。
ラベルのわりには、値段が安かったので、考えてみた。
なるほど、昨年の新酒だったのだ。
そういうことだ。
毎年好評の桃川『初しぼり』。2012年より青森県産の「つがるロマン」から「まっしぐら」で仕込んでいます!NEW「桃川 初しぼり 純米」は、しぼったばかりの清冽な飲み口と爽快なうまさが特徴ですので、おでんや味付け煮魚などのこってりとした味わいの秋口から冬にかけての季節の料理にオススメです。(ウェブサイトより)
四国の酒を買ったのは、初めてかもしれない。
安芸と言ったら、安芸国の広島だと思っていたけど、高知県にも安芸市や安芸郡というのがあるんだ。
気になって調べてみたら、土佐東部の豪族だったが、戦国時代に長宗我部元親によって、滅ぼされたとあった。
それにしても、きれいな水色の瓶の色とさわやかなラベルにひかれてしまった。
吟醸酒らしいフルーティな香りとやさしい口あたりで、飲みやすい。
これなら、妻も飲めるだろう。
自然のうまさを追求し、添加物を一切使用せず、選び抜き、磨き上げた米・麹・酵母と清浄な天然水で醸造したお酒です。(ウェブサイトより)
駿 純米吟醸 いそのさわ
あんまり意識したことがなかったが、九州の日本酒は飲んだことあったかな。
九州というと、焼酎のイメージだな。
うきは市は、大分県との境にあって、耳納連山や阿蘇山からの伏流水を水源とする、名水に恵まれたところらしい。
吟醸造りのお酒は、飲み口がやわらかくて飲みやすいと思う。
全量山田錦を使用した精米歩合55%の純米吟醸。自社酵母を使用し、華やかな香り、まろやかな甘味と酸味、口の中からすっとなくなるキレをお楽しみ下さい。
雪影 特別純米酒 金鵄盃酒造株式会社
酒どころ新潟のお酒である。
恥ずかしながら、五泉市がどの辺にあるのか、わからなかった。
調べたら、阿賀野川が流れていた。
7、8年前、二人の母が元気だった頃、新潟、会津に旅行したことがあった。
水色があざやかな瓶の色と、「雪影」という銘柄に惹かれて選んでしまった。
香りも良く、飲み口もさわやかだった。
ほどよく酸味があり軽快で飲みやすい淡麗な純米酒。
和洋を問わず、いろいろな料理に合わせてお楽しみください。(ウェブサイトより)
富士山 百壽比咩(ひゃくじゅひめ) 純米酒 牧野酒造合資会社
富士山の「名水のご新酒」のラベルが、4合瓶に貼られている。
牧野酒造は、富士山のふもと富士宮で江戸時代中期から続く蔵元で富士山の湧水を使っているようです。
調べてみたのですが、「富士山百壽比咩」という銘柄は、ウエブサイトにありませんでした。
「百壽比咩」の比咩という字に、ひかれてしまって買いました。
いつも買い物に行く「ベルクス」というスーパーで買ったのですが、ラベルに、販売者サンベルクスとなっているので、プラベート・ブランドのようです。
純米酒「富士山アート」というのはあったので、これがベースだと思う。
飲み口は、スッキリだが、がっつんとくる感じがある。
富士山の伏流水と厳選された酒米で仕込み。スッキリとした味と香りで、純米酒ならではの風味が楽しめます。(ウエブサイトより)
瓶詰めの日本酒を飲むようになって、まだ数ヶ月なのに、どんどん空瓶が増えていく。
飲みすぎないように、このようなかわいいカップで飲んでいる。
むかしは、そんなに日本酒は飲まないのに陶器の銚子やお猪口を集めていた。
数年前に、処分してしまったので、たまたまあったこのカップが日本酒にちょうどいい。
飲んでいて思うのは、同じ純米酒や純米吟醸酒でも、かなり違うものである、ということ。
精米歩合と製法を考えると、純米酒のランクづけは次のようになると思う。
しかし値段は、必ずしもこのランクと連動しているようには思えない。
日本酒の販売されている値段が、どのようにして決められているのかは、私にとっては謎である。