学生だった頃、グリークラブのポスターを学内でよく見た気がする。
男性合唱団らしいことは分かったが、グリーが何を意味するかは知らなかったし、コンサートに行ったこともなかった。
Little Glee Monnster という、女性のコーラスグループだった。
「Echo」という曲だが、2019年のラグビーワールドカップのNHKのテーマソングだったらしいが、私は知らなかった。曲はどこかで聴いたことがあった気がする。
glee club は、必ずしも男性だけの合唱団というわけではないらしい。gleeだけだと、「自分を解放し歓喜する」という、意味になる。
彼女たちはとても若いが、キャリアは長いようだ。
彼女たちは、一つの曲の中でそれぞれ全員がソロパートをやっている。
このグループは、メンバーの誰もがリードヴォーカルであるというのが、最高の強みだと思う。なかなか、そういうグループはいない。
人は、声質も歌い方も微妙に違っている。だから、聞いていて変化があって、おもしろい。
とくに、伴奏のないアカペラだと、それが際だつと思う。
歌は、歌詞のことばがこころに触れることもあるけれど、
人間の声の響きが、直接に体を揺さぶることもある。
考えてみたら、私はかなりの合唱好きである。
クラシックで最も好きな作曲家が、シベリウスである。
シベリウスは、フィンランドを代表する作曲家であるが、「フィンランディア」という交響詩をつくっている。
その中の旋律を使った合唱曲が、「フィンランディア讃歌」であり、フィンランドでは国歌に次ぐ愛国歌として歌われている。
「フィンランディア讃歌」を男性合唱団によって歌われているのを聴いた時に、人間の声の厚みに揺さぶられるように感じた。
同じような感覚は、ジブリ映画の音楽を世良譲さんがオーケストラと合唱団を率いたコンサートからも感じた。
「君をのせて」のなかの男声合唱のパートは、圧倒的な迫力がある。
ひと頃、アカペラのグループのコンクールみたいのを、テレビでやってた。今も、続いているのかな。
我が家の子どもたちも、小学校や中学校で、合唱コンクールをやってた。
日本の子どもたちにとっては、合唱はそれほど特別なことではないのかもしれない。
Gospellersという、グループがある。これは、ゴスペルを名前にしている。
デビューして、25年以上になるらしい。
はじめて聴いた時、シャネルズを思い出した。
音楽のスタイルは違うけど、なにか似たものを感じた。
シャネルズは、ほんとに好きなグループだった。
私が学生の頃だったが、黒人のドゥーワップのコピーをやっていた。
シャネルズを聴いた時に、思い出したのがキングトーンズである。
キングトーンズは、中学生の時に、「グッドナイト・ベイビー」という誰でも知ってるような大ヒットを出した。
今考えると、こんなマニアックな曲がその年を代表するようなヒット曲になるのは、考えられないくらいである。
さらにさかのぼると、ダーク・ダックス、ボニー・ジャックス、デューク・エイセスなんてグループが、日本の音楽界で存在感を持っていた時代もあった。ボニージャックは、早稲田大学グリークラブのメンバーがつくったグループということだ。
楽器がなくても、人間の声だけで音楽が成立するのだから、音楽の原点でもあるのかな。