先日、松戸の八柱にある千葉県立西部図書館へ行ってきた。
ブログに書いた文章がきっかけで、外国人の日本訪問記とか日本滞在記の類で、読んだことのない本がないか、気になっていたのだ。
今までに、自転車では2、3回行ったことがある。
今日もまた、青空の見えるいい天気である。
この冬は、ずいぶんといい天気の日が続いている。
自宅から西部図書館は、距離的にかなりありそうで、今まで歩いて行こうと思ったことはない。
最短距離でどれくらいあるか調べてみたら、約5キロだった。
そんなに近いのか、歩ける距離だ。
のんびり歩いて、1時間半くらいかな。
できるだけ、車では通らなそうな道を選んで歩いてみた。
私の住んでいるところは光ヶ丘団地の隣である。
光ヶ丘という地名は、住宅公団が団地を作ったときに作った新しい地名だと思う。
至る所にあるような、面白みのない新地名である。ただ、丘という字を使っているように、高台にあることは、確かである。中には、丘という字を使いながら、どうにも丘とは思えない地形だったりするところもある。
たぶん、光ヶ丘になる前は、根木内か根木内新田だったのではないかと思うのだが、今のところ何で調べたらいいかわからない。
光ヶ丘の西端は、低地になっていて富士川が流れている。
川を越えて登って行くと、小金原に出る。
小金原は、江戸幕府の小金の牧の中心だったところである。
小金原の南方に「21世紀の森と広場」という公園があって、それに隣接して千葉県立西部図書館がある。
この公園は、東京ドーム11個分の広さを持つが、それはこのあたりが千駄堀と呼ばれる江戸川から台地に延びた谷津があったからである。その名残りの千駄堀池が今も残っている。
西部図書館は、千葉市にある中央図書館と、旭市にある東部図書館とともに3箇所にある県立図書館の一つであり、自然科学・技術資料を充実させている。これに対し、中央図書館は千葉県関係資料・児童図書、東部図書館は文学・歴史分野の資料を充実させている。
残念ながら目的の書籍は見当たらなかった。日本人による紀行文はあったが、外国人によるものは所蔵されてないようだった。
せっかくなので、地名事典を見ていた。地名事典の類は、確か全国を網羅した大がかりなものが二社から刊行されていて、柏市立図書館にもあった。
おもしろいなと思ったのは、全国の各都道府県の百科事典が発行されていることであった。
さっそく、郷里の秋田県のものを探してやっと見つけた。「秋田県大百科事典」というもので、1981年に秋田魁新報社から刊行されていた。中身をざっと見てみたのだが、読み物としておもしろいと思った。秋田県に関わるものという観点で編集されているので、県外のものも登載されている。
書棚にあるものは、全都道府県の半分くらいだったと思う。
帰ってから調べたところでは、だいたいローカル新聞社が発行している。
なぜか、三重県、大阪府、奈良県、和歌山県については、発行されていない。
統一したフォーマットがあるわけではないので、それぞれ体裁やボリュームはバラバラである。でも、それはそれでおもしろいと思う。
図書館の楽しみが増えた気がする。
帰りも、思いつきのコースをあるいてみた。
万歩アプリによると、18987歩、12キロ、3時間 というところである。
これなら充分歩ける。
「図書館ウォーキング」も、いいんじゃないかな、という気がした。
そこで、ルート検索で、他の図書館も調べてみた。
流山市立木の図書館 2.63km
流山市立中央図書館 7.63km
柏市立図書館本館 5.05km
我孫子市立図書館本館 8.05km
鎌ヶ谷市立図書館本館 8.31km
松戸市立図書館本館 8.87km
驚いたのは、鎌ヶ谷と松戸で、今まで歩ける距離だとは考えたこともなかった。
私の感覚としては、2時間までなら歩く距離である。
所要時間2時間弱になっていた。帰りが、ちょっと心配だけど時間に余裕のある時なら、おもしろそうだな。