晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

ウォークマン、iPod、そしてiPhone

長時間の歩きや、ランニングの時は、スマホで音楽を聴いている。

スマホのsdカードに、お気に入りのmp3のファイルを転送して、ランダムで再生している。

音楽専用のメディアプレーヤーを使っている人も多いだろうが、私などはほとんどスマホに電話がかかってくることもないので、これで充分だ。

 

私は、勤めていた頃、通勤はほとんどバスと電車を使っていた。

ソニーが、ウォークマンを発売したのは、1979年だそうだ。

私が通勤用にウォークマンを買ったのは、たぶん1980年台の後半くらいだったと、思う。

ソニーではなくて、サンヨー製だった気がする。

だから正確には、ウォークマンではなかっただろう。

ソニー製は、高価だったのだ。

 

ウォークマンが発売された時、かなり驚きだった。

出かける時に、お気に入りの音楽が聴けるのは、想像外だったと思う。

それまでは、せいぜいトランジスタラジオで、音楽番組を聞くぐらいだった。

でも、当初のウォークマンは、大きさも、重さも、そして値段もけっこうなものだった気がする。

それもそのはずで、それまであったポータブル・モノラルテープレコーダーから、スピーカーと録音機能を省いて、ステレオ再生ヘッドに置き換えたものだという。

 

私が買った頃のウォークマンは、小型化・軽量化・薄型化が進んでいて、すでにカセットケースとあまり違わないサイズになっていた。

カセットテープは、たくさんの録音済みのコレクションがあった。

高校の頃から、FM放送のエアチェック派であったし、レンタルCDを借りては、せっせとカセットに録音していた。

 

そして、Windowsの時代になる。

私が、PCを買おうとしたのは、ビデオや音楽のテープを、デジタルデータに変換して使える、ということを知ったからである。

3人子どもたちを育てていたので、VHSとhi8のテープが、たくさんたまっていた。

音楽もmp3などというメディアファイルに変換すれば、PCで扱うことができる。

しかし、なかなか思惑どおりには行かない。

結論を言うと、アナログデータを、デジタルデータに変換することは現実的ではなかった。

当時のPCの性能では、それをやっていたら膨大な時間を要してしまう。

それでも、わずかながら苦心のビデオファイルが、残っている。

 

2000年になると、PCの普及にともなって、世界的にデジタルオーディオプレーヤーの時代になる。

本来なら、ウォークマンマンを世界に普及させたソニーが主導権をとるはずなのだが、そうはならなかった。

デジタルオーディオファイルについては、mp3が扱いやすさなどから世界的に普及しつつあったが、ソニーはmp3非対応で、ATRACという独自規格の路線をとった。

これは、ソニーという会社が、ハードウエアだけではなくソフトウェアの会社でもあったために、著作権の問題を避けられなかったことからきたのかもしれない。

確かに、mp3よりは、ATRACの方が音質は良かったのかもしれない。

でも、それだけではないんだな。

結果的に、後発であるアップルコンピュータiPodiTunesに市場を奪われることになった。

これを見ていると、まるで「ベータ」と「VHS」の戦いを見てるようである。

 

iPodは、我が家の息子たちも使っていた。

それまで、日本ではアップルのPCは、マニアの使うものだったような気がする。

私は、アップルのブラックボックス的なところが苦手で使ったことがなかった。

唯一、iPadは使ってるけど、PCとの連携などほんとに使いにくい。

アップルは、iPodを日本に普及させたことが、今の日本でのiPhone一人勝ちにつながってるんじゃないかな。

 

 

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