不要なCDとDVDを、整理しているところである。
自宅のあちらこちらに、いろんなCDやらDVDが見つかった。
CDといっても、なんといろんな種類のものがあるのだろう。
音楽CDが発売されたのが、1982年だという。
それが、1986年にはアナログレコード盤と販売数が逆転したという。
私は、その頃までアナログレコード盤を買っていて、200枚近くになっていた。
CDが登場してから、40年近く経ってることになるが、その間に私が購入した音楽CDは、わずか20数枚である。
他にあるCDは、PCソフトやPC機器のドライバー類のCDである。
そういえば、PC雑誌の付録はCD–ROMだった時代だ。
これらは、もう必要ない。
そして、CD-Rという自分で作ったCDがある。
レンタルCDを借りてくると、私はたいていMP3ファイルに変換していた。
それ以外に、音楽CDをそのままコピーしたものがかなりあった。
子どもたちが、作成したものだろう。
データをCDに保存したものもあった。
中にはMP3ファイルがいっぱい入っていたものもあって、これは私が作成したものだ。
カセットテープを使った「ウォークマン」の後に、「CDウォークマン」の時代があったのだ。
これだと、一枚のCDに10枚分の音楽CDのMP3ファイルが入って、それが再生できた。
さすがに、CDウォークマンはポケットには入らないので、カバンに入れて通勤時に聴いていた。
とりあえず、CD-Rは、MP3ファイルに変換できるものは変換して処分することにした。
CDには寿命があって、そのうちに読み込みができなくなると聞いたことがあった。
調べてみたら、20年から30年となっている。
古い音楽CDなどは、そろそろ寿命を迎えているものがあるのだろう。
CDの中身を確認しながら作業していたのだが、面白いものを見つけた。
自分で作った「ビデオCD」が、何枚かあった。
ビデオCDは、DVDが登場するまでのつなぎとして用意された規格らしいが、日本ではカラオケやアニメで発売されたぐらいで、ほとんど普及しなかったらしい。
先日のブログに書いた小田和正さんの「クリスマスの約束」の2001年の第1回の番組を、ビデオCDに残していた。
これは、今考えても大変な作業だった。
VHSのビデオデッキをパソコンにつないで、AVIファイルにする。
AVIファイルは巨大なので、何分かずつ細切れにする。
AVIファイルをMPEGファイルに変換するのだが、当時のパソコンの能力では、とんでもなく長い時間がかかる。
ビデオCDは、音楽CDと同じ74分の規格だったが、ファイル変換に何日もかかったような気がする。
再生することはできたが、画素数が少ないので画質が悪い。
なにしろ、352✖️240ピクセルで、VHSの3倍速程度と言われていた。
テレビの画面で見ると、なんとも粗い画質だが、音楽があるのでまあいいかという感じだ。
次は、DVD関係である。
まず、ゲームソフトがかなりの枚数ある。
たぶん、ほとんどはプレイステーション用だと思う。
私は、ゲームはまったくやらないので、全て息子たちのものだ。
最近は、使ってる気配がないが、これには手をつけないでおく。
DVDビデオやDVDプレーヤーは、1996年に世界で最も早く日本で発売されたらしい。
1998年には、プレイステーション2にDVDドライブが搭載されたということだ。
その後に、デジタルのビデオデッキが発売される。
録画用のハードディスクが搭載され、それをDVDに保存するためのDVDドライブも搭載されていた。
その頃に、私が作ったDVDが残っていた。
だいたい、BSなどでやっていたロックバンドのコンサートなどである。
息子たちが作った、ドラえもんなどのアニメものもある。
この辺りは、実際に再生してみて、残しておく意味があるか決めるしかないかな。
その頃には、パソコンにもDVDドライブが搭載されるようになっていた。
あまりDVDに、データを保存したりはしてなかったのだが、今回思いがけないDVDを見つけた。
パソコン用のハードディスクが壊れてしまって無くなってしまった音楽ファイルを、DVDにバックアップしてあった。
貴重なものなので、うれしい。
それがいつのまにか、DVDに保存するということをやらなくなっている。
ハードディスクの容量が大きくなって、気に入ったものは残して置けるようになったこともあるかも知れない。
インターネットが普及して、ロックのライブ映像などもYouTubeなどで、いつでもみられるし、レンタルDVDなどよりも、ネット利用で映画を見るような時代になりつつある。
音楽CDが今でも売れているのは、日本だけらしく、ガラパゴス扱いされているらしい。
DVDはどちらかというと、映画DVDだと思うが、これもやっぱり同じようなことになるのだろうか。
でも、新しいもの一色にならず、古いものも残して選択肢が多いのが、日本らしいさであり、日本の良さであると思う。