晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

クズの花

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クズの花


クズの花は咲いたかな、と外へ出るたびにさがしていたのだが、やっと見つけた。

不順な天候のせいなのか、なにか元気がない。

クズは、ツル性の多年草で房状に密集した花をつける。

花は赤紫色でとても甘い匂いを発する。

私は、花を見かけるとつい匂いを嗅いでしまう。

クズは、繁茂力が高く、ツルを伸ばして木に巻きついたり、地面を這って広がり、幅広い葉を多くつける。

クズといえば、葛湯、葛切り、葛餅もある

薬用だと葛根湯は根から、花は二日酔いに、葉は止血に使えるらしい。

 

私が住んでいる地域は、中世まで下総国葛飾郡で、現在の千葉県、茨城県、東京都、埼玉県にまたがっていた。

奈良時代には、すでに「葛飾郡」と記されていて「葛」の字が使われている。

しかし、読みは「かつしか」又は「かとしか」であるが、この地域が「葛」の字をずっと使っているということは、やはりクズの繁茂するところと思われていたのだろう。

また、「千葉」は「数多くの葉が繁茂する」を意味することから、「葛」の枕詞として使われていた。

この地域もやはり「葛」が繁茂していたことから下総国千葉郡という名付けられたようだ。

江戸時代になって、葛飾郡は江戸川を境に西側が武蔵国に分割される。

更に、明治時代に、武蔵国が埼玉県と東京府に分割された。

また、下総国利根川を境に茨城県部分と千葉県部分に分割される。

これによって、埼玉県北葛飾郡東京府南葛飾郡となった。

南葛飾郡はその後、葛飾区、江戸川区、そして墨田区江東区、足立区の一部となつた。

千葉県東葛飾郡はすべて市昇格のために消滅した。

また、茨城県中葛飾郡西葛飾郡も同様に今は存在しない。

郡名として残っているのは、埼玉県北葛飾郡だけである。

 

 

 

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