晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

自転車とサイクリング

日本には、自動車よりも少し少ないくらいの台数の自転車が走っているらしい。

最近の調査だと、自動車が約8100万台、自転車が約6700万台くらいになってる。

自動車は世帯で、自転車は個人で使うものだろうから、この数字をどう考えるかは難しい。

自転車保有率としては、ヨーロッパの自転車大国、オランダ、ドイツ、デンマークノルウェー、スェーデンに次いでいる。

ほとんどがヨーロッパの国々であるベスト10に、アジアの日本だけが入っている。

 

子どもの頃、自転車は必需品という訳ではなかった。

田舎の村にも自転車はあったが、砂利がゴロゴロした道を、隣り村まで自転車で行くのは現実的ではなかった。

村の中の移動には、自転車がなくても大丈夫だった。そんなに広いわけではない。

それよりも、子ども用の自転車がなかった。

大人用の自転車は、高くて1月分の給料ぐらいしたらしいので、今で言うとオートバイくらいかな。

どうしても、自転車に乗りたい子どもは、「三角乗り」という、曲芸みたいな乗り方をしていた。

サドル下のフレームが三角形で、そこに片足を入れてペダルをこいでいた。

器用な子どもは、スイスイ乗っていた。

我が家には自転車がなかったので、私もよそのを借りて何回か練習してみたことがある。

でも、たぶん乗りこなすところまでは、いかなかった。

そのあと、自転車に乗る機会もなかった。

 

就職して、自宅から勤務先まで徒歩で通った。

ところが、転居したら、だいぶ遠くなってしまった。

バス、電車を使うとかなり遠回りで、時間もかかってしまう。

最短の直線距離だと、歩ける距離だったのでしばらく歩いていた。

でも、いくら歩くのが好きでも、暑い最中に長距離歩くのはつらい。

これは自転車にするしかないな、と思った。

そんなわけで、自転車を買った。

子どものころに、三角乗りの練習はしていた。

もう、サドルに普通に腰掛けて座れる。

ところが、なかなか思ったようには走れなかった。

子どもの頃だったら、すぐに上達しただろうが、けっこう苦労した。

おかげで、20歳過ぎてから自転車に乗るようになったのだ。

あんまり、そういう人いないだろうな。

通勤時間は、3分の1くらいになったし、その後また転居してからは、江戸川の土手の行くための足になった。

江戸川の土手は、ランニングコースだった。

山登りのトレーニングのために、走っていた。

 

車の免許を取ったが、ずっとペーパードライバーだった。

結婚して子どもが生まれて、車が必需品になった。

でも、子どもとは自転車で出かけていた。

子どもが2、3歳までは、自転車に乗せて近所の公園めぐりをしていた。

新しい公園を探して、かなり遠いところまで、出かけた。

子どもは、自転車に乗るのが好きだ。きっと、気持ちいいんだと思う。

我が家は、男の子3人で3歳違いなので、しばらくの間いつも誰かを乗せていたことになる。

後ろの座席のチャイルドシートの子どもがやけに静かだなと思ったら、

コックリコックリ眠っていた。

今のチャイルドシートほどしっかりしたものじゃなかったので、びっくりした。

しょうがないので、降りて押して歩いたことがあった。

 

私は、職場との通勤は、ずっとバスと電車を使っていた。

退職前の4年間の職場が、自宅から直線距離だとかなり近かった。

バス、電車、バスで乗り継ぐと、遠回りで、時間的にも、乗り換えもあり時間がかかってしまう。

そこで、自転車通勤にした。

通勤時間も、半分以下だし、運動にもなるし一石二鳥だった。

 

今は、自転車は私の楽しみの道具である。

私のスタンスとしては、

歩いて行けるところは、歩いていく。

自転車で行けるところは、自転車で行く。

車でしか行けないところは、車で行く。

 

通勤のためにも使えるし、

買い物やお出かけのためにも使える、

スポーツとしても使える、

こんな便利なものはない。

自転車は、最高の必需品だな。

 

4歳の孫娘は、幼児用の自転車を持ってる。

ペダルのない、キックして進むやつ、名前なんて言うんだろう。

でもあまり興味ないのか、乗ってる様子がない。

練習するには広い場所じゃないと、危ないしなあ。

乗れるようになっても、それはそれで心配だよなあ。

 

 

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