晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

長距離移動と自転車

子どもたちが小さい頃に、秋田で嫁いでいた姉のところに、何回か家族みんなで自動車で遊びに行った。

常磐自動車道磐越自動車道東北自動車道を乗り継いで、700km弱だった。朝早く出発して、途中休憩しながら夕方到着する、と言う感じだった。

新幹線利用だと、東北新幹線で盛岡か、秋田新幹線で秋田になるが、どちらも、その先が乗り換えて2時間以上かかるのであまり実用的じゃない。家族で行くなら、やっぱり車だった。

平成10年に、秋田県北部の中央の鷹巣盆地に大館能代空港(愛称は秋田北空港)ができた。秋田県中央部の秋田空港に次ぐ第二空港であるが、やはりこれも到着したら、レンタカーで1時間ほどかかるので面倒である。まだ、利用したことがない。

高速道路も今は、常磐自動車道がずっと延長して仙台の先で東北自動車道に接続するようになったので、磐越自動車道を使わなくてよくなり、かつてより距離的にも時間的にも楽になっている

3年ほど前に、このコースを利用したのだか、東日本大震災放射線汚染された地域を通過する際に、放射線量の表示板のあるあたりを通る時は緊張した。

 

今は、秋田ー東京も自動車なら半日、飛行機なら1時間10分だそうである。

江戸時代には、参勤交代のための大名行列というものがあった。

秋田藩は20万石だったので、1000人を超える行列だったらしい。それで、秋田ー江戸600kmを14、15日で移動したということだ。普通の旅人よりも少し早いスピードだったというからすごい。

毎日10時間歩行の計算である。

そのうえ、1000人で宿泊するとなると、想像を超える。

20万石でなくて、もっと大きな藩はどんなものだったのだろう。

100万石を超える加賀藩は、多いときで4000人近かったらしいし、薩摩藩は、40日から60日かかったということだ。

この時代、将軍様でも、お殿様でもこの移動には確実にこの日数が必要だった。いかに、お金持ちでも、せいぜい自分の脚で歩かなくても、駕籠に乗れるくらいで、日数はどうしようもない。

 

若い頃に、ユースホステルを使って旅行してた。

北海道や九州も、行ったことがあるが、ユースホステルで必ず、自転車で北海道をまわってます、とか九州をまわってます、という若者が何人かはいた。

すごいなあ、と思うだけであまり詳しい話はしなかった。

今思うと、1日何キロくらい走っていたのだろう。

自転車は普通に走ると、時速20kmくらいになるらしい。ということは、歩くのが、時速4kmで、10時間歩いて1日40kmである。

自転車は、その計算で行くと、1日200kmである。

秋田ー江戸は、3日で行けることになる。よっぽど、鍛えた人でないととても計算通りにいくとは思えない。1日100kmくらいは、なんとかなるのかな。

 

でも、私の場合だと、自転車は長い時間乗ってると、お尻が痛くなってしまう。

たぶん、乗り方に問題があるのだと思う。

私が、今まで自転車で最も遠出したのは次のとおりだ。

江戸川上流 関宿城博物館(野田市)     約40km    往復80km

江戸川下流 江戸川放水路(江戸川区) 約26km    往復52km

利根川下流 長豊橋(印旛郡栄町)         約35km    往復70km

やっぱり、関宿城が一番遠かったんだ。往復で、5時間くらいかかったと思う。

日帰りだとこれくらいが限界かな。

自転車でよく行く所を、車で行くことがあるが結構走りでがあったりする。よくこんなところまで、自転車できたなあ、と我ながら感心したりすることがある。

 

自転車の競技とか見てると、サドルに腰は降ろさず、腰を浮かせている。競馬の騎手も腰を浮かせている。短い時間はそれができたとして、長時間だとどうしたらいいのだろう。

長距離を移動して、かつその過程を楽しもうとすると、手段としてもっとも適しているのは自転車になりそうだな。

まあ、歩きも、自転車も、自動車も、飛行機も、それぞれ距離に応じて手段として楽しめばいいだけのことだとは、思う。

 

 

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