晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

日本語を読む 縦書きと横書き

スマホで、「銭形平次捕物控」を読んでいた。

何かの拍子で、縦書き表示だったのが、横書きになってしまった。

どこかさわってしまったらしいが、どうすれば戻せるのかわからないので、そのまま読んでいた。

スマホの縦長の画面で、横書きの文書を読むのはなんとも落ち着かない。

こういうアプリは、上部の隅あたりに切り替えのボタンがあるはずなのだが、ふだんは表示されていない。

いろいろやってみて、上の右隅のボタンを見つけて、やっと縦書き表示にすることができた。

 

日本語は、やっぱり縦書きするようにできてるのだろう。

でも、ウェブサイトは数えきれないほどあるけれど、縦書き表示のサイトは見たことがない。

これは、不思議なことである。

日本の新聞も週刊誌も、縦書きで印刷されて、販売されている。

ところが、新聞社のウェブサイトも、週刊誌をつくっている出版社のウェブサイトも、横書き表示である。

技術的には、ウェブサイトを縦書き表示することは可能である。

そのためのタグや、スタイルシートというやつを使えば、縦書きで表示することは簡単にできるようだ。

でも、縦書きを必要としている国は、日本ぐらいしかないらしい。

中国や台湾も漢字を使ってるのに、縦書き表示はいらないのだろうか。

 

現状としては、縦書きと横書きが混在しているのが、実態だろう。

私が現役で働いていた頃を考えても、仕事場の文書はほとんどが横書きだった。

昭和28年(1953年)生まれの私は、昭和35年(1960年)に小学校に入学した。

どんな教科書を使っていたのか、考えてみた。

国語の教科書は、たしかに縦書きだったが、他の教科の教科書は記憶が曖昧なのだが、横書きだったろう。

それは、中、高と同じようなものだったと思う。

高校の古文、漢文の教科書くらいしか縦書きは思い浮かばない。

大学は、法学関係だったが、その関係の本はほとんどが縦書きだった。

縦書きと横書きの使い分けは、何が基準になってるのか。

考えてみても、よくわからない。

 

久しぶりに、ウィキペディア電子書籍EPWING版をダウンロードした。

このブログでも、何回か取り上げたブックエンズというウィキペディアの各国語版を製作しているプロジェクトのものである。

パッケージ ja - Boookends - OSDN

数か月ごとに、最新版をアップロードしている。

画像データ入りの通常版だと、なんと15G以上もある。

画像無しのライト版やミニ版でも、5Gくらいある。

「EB‐Win」というアプリで開いてみると、こんな感じである。

縦書き表示ができることに気がついたのでやってみた。

ウィキペディア日本語版トップページ

かつて、ウイキペディアのデータを使って、人名事典を作ったことがある。

けっこう苦労して、画像入りの人名事典をつくった。

またやてみようと思って、やりかけたのだが、やめることにした。

メニューに「人名」という項目があって、それをたどっていくといろいろ分類された人名の一覧のリストがでてくる。

これ自体が、人名事典じゃないかと思いついたのだ。

ウィキペディア日本語版には、現在136万項目あって、そのうち9万項目以上が人名に関するものだという。

人名の一覧  歴史上の人物

いままで、電子書籍を読むときは横書きで読んでいたが、縦書きにすると印象が全く変わることに気がついた。

源頼朝の項目

フォントを縦書き用に切り替えるだけで、縦書きにすることができ、しかも青字のことばはリンクが埋め込まれていて、その項目に飛ぶことができる。

横書きだと情報を読む感覚だが、縦書きだと文章がより生き生きとした文章として感じられるような気がする。

これは、私の個人的な感覚かもしれない。

しかし、読者の反応に敏感であるだろう新聞社や出版社が、縦書きから横書きへ完全に切り替えることをせずに、使い分けしているのはそれなりの理由があるように思える。

 

 

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