5歳の孫娘は、今は「プリキュア」というアニメがお気に入りである。
これは、女の子向けアニメのシリーズで、ずいぶんと長く続いているらしい。
いろんなキャラクターが登場するのだが、孫娘がとても気に入っているキャラクターがある。
最近は、好きな色がパープルになっているが、このアニメの影響らしい。
ちょっと前までは、ピンクが大好きで、身につけるのもは、なんでもピンクだった。
そういえば、物心ついた頃は、オレンジがお気に入りだった。
これからも、変わっていくのだろうか。
わが家の三兄弟が小さい頃、「戦隊シリーズ」というのがあった。
チェンジマンとか、数え切れないくらいあった。
登場するキャラクターが、だいたい男女5人で、キャラクターのカラーが決まっていた。
それが、毎年新しいものに変わる。
どうして人気があるのに、まったく変えてしまうのだろう、と不思議だった。
普通のドラマだったら、登場人物は変わらないで、どんどん放送期間を延長していく。
不思議でならなかったのだが、ある時その理由がわかった。
スポンサーである玩具メーカーの事情だった。
毎年毎年、キャラクターを変えることで、新しいキャラクターグッズが売れる。
しかも、ヒーローは1人ではなく、複数の方が売り上げが多くなる。
なるほど、そういうことだったのか、としっかりと納得できた。
わが家の兄弟が小さい頃に、「アンパンマン」が登場した。
まだ、小学生の頃に、「ポケットモンスター」だった。
でも、考えたらいまだに、ちゃんと残ってるのは、すごいな。
兄弟3人、興味もそれぞれ違っていた。
映画も、「ドラえもん」、「クレヨンしんちゃん」、「ゴジラ」も行ったし、松戸にあったサンリオ劇場も行ってる。
あの頃は、インターネットも無かったし、今とは違うな。
孫娘も、YouTubeはなくてはならないものに、なってしまっている。
私の生まれた1953(昭和28)年に、日本で最初のテレビ放送が始まったらしい。
高級品だったテレビ受像機が、一般家庭に普及していくのが、私の小学生時代である。
地方や地域によって、普及状況はずいぶん差があるだろう。
テレビが入る前には、ラジオがあってラジオドラマをみんなで聴いていた。
ラジオは、木製で真空管が光っていた記憶がある。
小学生の頃には、テレビの子供向けドラマを観ていた記憶がある。
「ウルトラマン」と「仮面ライダー」というのが、テレビの古典的特撮ものとして、必ずあげられる。
しかし、私はどちらもほとんど見ていない。
もちろん、名前と姿は知ってるが、具体的な設定とかは知らない。
どうも、どちらも私が男の子向けのテレビドラマを、見なくなってからのものらしい。
「ウルトラマン」は、中学生になったあたりで始まってるし、「仮面ライダー」が始まった時は、もう高校生になっている。
その前の、小学生時代に見てたものなら、かなり思い出せる。
「少年ジェット」は、小学生ながらスクーターに乗った探偵で、「ウー、ヤー、ター!」というウルトラボイスで、大声の振動で敵を失神させる。
「不思議な少年」は、超能力を持った主人公の少年が、「時間よとまれ」という言葉で、自由に時間を止め、「時間よ動け」で時間を動かし、犯罪者と戦うのだ。
「白馬童子」は時代劇で、山城新伍扮する白馬童子が白装束で白馬に乗って登場し、悪人を退治した。
「仮面ライダー」前にも、仮面ものがあって、「月光仮面」、「七色仮面」もあった。
子ども向け番組をを卒業した私は、どんなものを見ていたのだろう。