晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

晴れたので散歩③ 名戸ケ谷ビオトープ

病院の解体現場を過ぎると、道路をはさんで東武バスの車庫がある。

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東武バス車庫から名戸ケ谷ビオトープを見る

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そこから脇道を少し入ると、「名戸ケ谷ビオトープ」のかんばんがある。

私道の両側が、ビオトープとして整備されている。

私が、体力づくりのためにランニングを始めた十数年前、ここを目的地にして自宅から走っていた。

自宅からは、約3キロメートルほどである。

当時は、まだビオトープの看板もなく、「名戸ケ谷湧水」として、知られていた。

湧水のそばにある東屋で休憩して、まわりの風景を楽しんでから、また走って帰っていた。

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東屋は今もあった

かつては、湧水のあたりが池になっていて、木道が作られていた。

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この辺りに湧水が流れ出ていた

その頃は、湧水が流れでいて、水も汲めるようにはなっていたが、「飲料に適しません」という表示がされていた。

もうすでに、その施設はなくなっていた。

 

湧水は柏市内に9ケ所あるということである。

このうち飲料として適したものは、どれくらいあるだろうか。

湧水というのは、自然に湧き出るということだから、湧き出るところよりも高い森や林がその水源になっていると思う。

そういう所は、すでに住宅地化されているので、水質が悪化している可能性がある。

井戸を掘って、汲み上げるには大丈夫だろう。

先日増尾のあたりを車で走っていたら、不思議な施設が見えて「第四水源地排水池」となっていた。

あれは、水道のための井戸だろうか。

第四ということは、いくつくらいあるのだろう。

 

柏市のウェブサイトには、「名戸ケ谷ビオトープ」について、次のようにあった。

柏市では、湧水を水源とした水田や湿地を利用して、多様な生きものの生息空間を保全するビオトープを名戸ヶ谷に整備しています。

名戸ヶ谷ビオトープは、名戸ヶ谷周辺地域に残された谷津の一部と湧水を活用して整備することで、都市化が進んだ柏市において、かつてこの地域に存在した風景を現代に残す自然あふれる湿地環境となっています。このような環境の保全は、湿地を好む生きものが生息する場を残していくことだけではなく、その生きものを捕食するために別の生きものが来訪するといった生態系の循環を生み出すことも目的としています。」

 

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ビオトープは、二つのゾーンからできていた。
かつて、私が走ってきてた頃からある「水辺のいきものゾーン(湿地エリア)」と、新しくできた「水田生態の復元ゾーン(水田エリア)」である。

水辺のいきものゾーンには、ヨシやススキが生い茂っり、水辺にはいろんな生き物が泳いでいる。

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マツカサススキ はじめて見た ほんとにマツカサのようなものが

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こんなものもあります 飲めないのかわからない

新しい水田エリアには、うるち米ともち米が植えられていた。

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こちらは水田エリア

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うるち米の看板

田んぼの木道を歩いていくと、田んぼのと反対側に、小さな流れがあった。

水辺エリアの水と比べると、やけにきれいな水が流れている。

小さな看板があったので、よく見ると「ホタルの水路」となっていた。

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ホタルの水路

たしかに、ホタルはきれいな水でないと生息できない。

今年も、ホタルが飛んだのだろうか。

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このビオトープの中には、いろんな木がある。

この辺りは、湧水があり、新柏の方向から流れてくる大津川支流の流路でもあったと思う。

樹木は昔からもままの、ものかもしれない。

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東屋で一休みして、ゆっくり帰ることにする。

まだまだ、陽射しは強く、暑くなっている。

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