誕生日のお祝いに、靴をプレゼントすることにしたので、買いに行こうと妻に言われた。
子どもたちも一緒に、お祝いをくれるという。
今履いている靴が、だいぶくたびれてきているので、靴をということになったらしい。
私は、歩くのが大好きなので、普通の人の2倍くらいは歩いているかも知れない。
気に入った靴を、ずーっと履いて、履きつぶしている。
ほんとは、もっと手入れをこまめにすれば、長持ちするだろうなと思いながらも、あまり手入れしてあげてない。
このブログでも書いたことがあるが、私の足は、幅広甲高で標準的なものではない。
だから、サイズだけで買えないし、履いてみなければならない。
ほんとは、寸法をとってそれで、作って貰えばいいはずである。
でも、それをやったのは登山靴を作るときしか、やったことがない。
男子用の靴のサイズは、日本製だと24.5cmからであるが、洋物だと25.0cmからが多い。
サイズというのは、「足長」のことで、ワイズというのが、足の幅というよりも足回り「足囲」のことらしい。
これだと、私の足は、サイズが24.0cmくらいで、ワイズはかなりある、ということになる。
24.0cmサイズの男子用の靴は見たことがない。
自宅から近いモールの靴売り場に、行ってみた。
もうスーツを着ることもないので、必要なのはウォーキングシューズである。
「ホーキンス」の棚から、妻が「これがいいんじゃない。」とすすめたのは、裏革のシリーズだった。
その中に紺色のものがあったのだが、その色が気に入った。
いちおうブルーということになるだろうが、かなり濃いめでネイビー・ブルーという感じだ。
今まで、裏革の靴は選んだことがないし、色も青系は履いたことがない。
履いてみたら、自分でもそれほど違和感は無く、とても軽い。
24.5cmサイズもあったのだがきついので、25.0cmサイズで決めた。
ホーキンスの棚の隣に、「ロックポート」の棚があった。
ロックポートはイギリスのメーカーだが、勤めていた頃に履いていたことがある。
とても、丈夫で履きやすい靴だった。
もう一足選んでもいいということなので、茶系のがっちりしたウォーキングシューズを選んだ。
これは、遠出用にしようと思う。
靴のサイズというのは、日本はセンチ単位だが、アメリカとイギリスはいちおうインチ単位だが、なぜか数字は違っていてよくわからない。
でも、イギリスの方がアメリカよりも甲高に作られているらしく、私のような足には合ってるらしい。
どおりで、ロックポートがなじむはずである。
私は、衣類などにはあまりこだわりのない人間である。
歩くのが好きなせいか、靴には少し気を使ってるかも知れない。
考えてみたら、定年退職の時にも、家族からお祝いに靴をプレゼントしてもらった。
その時は、フランスのメーカーの「メフィスト」の靴を選んだ。
かつて、そこの靴を気に入って履きつぶしていた。
その靴の特徴は、足の裏がとても気持ち良く、他の靴にはない感じである。
まるで、裸足で絨毯の上を歩いてるようだ、と言えばいいかな。
これからは、時と場合で使い分けようと思う。
大事に、長持ちさせよう。
ところで、青い裏革の靴なので、「ブルー・スウェード・シューズ」ということになる。
「ブルース・スウェード・シューズ」と言ったら、エルビス・プレスリーである。
ほんとのところ、これってどんな色なんだろう、と思ったので検索してみた。
画像がいっぱい出てきたが、青といっても、あざやかなで明るいブルーから、紺色のような地味目なものまで色々あった。
曲についても調べてみたら、プレスリーがカール・パーキンスという少し先輩の曲をカバーしたものらしい。
歌詞の内容は、かなりロックである。
「俺を殴って、顔を踏みつけて
こき下ろしたっていい」
「俺のブルースウェードシューズは踏むんじゃない
好きにしていいが
俺のブルースウェードシューズは汚すんじゃない」
だいたい、こんな感じらしいので、きっと明るいあざやかなブルーだと思う。