晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

音楽を聴くのも才能だろうか

YouTubeを見るのは、習慣化しているので、とりあえず開いてみる感じである。 それまで見ていた履歴などが反映されるのか、おすすめらしいものが表示される。 たまには、今まで見たことない、面白そうなのを見ることもある。 お気に入り登録するようなマメさ…

私のお気に入りサイト② 日本文学編

小学生の頃に、「義経物語」というのを読んだ記憶がある。 なぜ、義経だったのだろうか。 著者名は覚えていないし、内容についても細かくは覚えていない。 たぶん、「義経記」を少年向けに、現代語訳したものだった、と思う。 その後、中学校や高校で、「徒…

私のお気に入りサイト① 千夜千冊とバルバロイ

毎日、iPadでYahoo!やYouTubeをながめている。 最近は、今日の大谷選手はどうだろう、という感じである。 思うのは、日本ハムじゃなかったら、エンジェルスじゃなかったら、、ということだ。 彼は、何があっても二刀流を通したんだろうな。 さて、お気に入り…

青空文庫と電子書籍

青空文庫について、先日のブログに書いた。 青空文庫のことを、ネットで調べていたら「青空WING」という電子書籍が見つかった。 この電子書籍には、青空文庫文庫に収録されている作品が網羅されている。 最新版は、2021年3月15日版で、何と1055作家、16310作…

青空文庫がひろげた世界

野村胡堂さんの「銭形平次捕物控」を読んでいる。 今読んでるのは、166話の「花見の果て」という作品である。 2月ごろに、「銭形平次捕物控」を読んでることを書いたが、その頃はまだ30話までいってなかったと思う。 ほとんど毎日、少しずつ読んでいる。 青…

すわのうみ⑥ 菅江真澄テキスト

十四日 いなの郡にまからんとて、重栄のうしとかねてものして、午一ばかりに床尾をたちて、塩尻の里にいたりて、こゝなる治英がやをとぶらへば、梶原景富あり給ひて、やまとふみよみ給ふといへば、こよひはこゝにあかして、明るあしたわかるゝとて、景富のう…

国名について調べてみた⑥ 東北地方中編

これは、私の日本の歴史の勉強のための覚書です。調べたこと、考えたことを書きとめてます。 令制国というものに興味があって、気が向けば調べたりしている。 平安初期には、「蝦夷」を、出羽側は「蝦狄」と陸奥側は「蝦夷」と分けて記録されているという。 …

東雷神社 松戸市東平賀

流山の図書館に返す本があって、行くことにした。 最近は、歩くことにこだわっているので、歩くことにした。 先日行こうとした、北小金の東雷神社が方向が近いので、帰りに寄ることにする。 今日は、陽射しがありそうで、歩くには暑いかなと思いながら、歩き…

新聞はこれからどうなるんだろう

新聞購読は、3年ほど前にやめた。 それでも、年に何回かは、また購読しませんかという、勧誘の電話がある。 一昨日にも、電話があったばかりだ。 もともと、熱心な読者ではなかったのだが、退職してほとんど読まなくなってしまった。 就職してひとり暮らし…

すわのうみ⑤ 菅江真澄テキスト

長殿よりは四人めのしもとやらん、山吹の袂なるが、ゆだすきかけて待居給へば、上下きたる男、藤刀といふもの、ちいさき御錦の?より取出して、ぬきはなちてそお長殿にわたす。 長殿とりて、山吹色なるそうぞくしたる祝にわたす。 そのかたなを、柱のうへにお…

郷土史や市町村史は何のためにつくるのか

どこの市町村も、市町村史編纂事業というものをやっている。 郷土史と言われることも、あると思う。 もっと範囲を広げると、都道府県史というものになり、全体として自治体史などとも呼ばれている。 自治体にとって、過去にどのような経過を経て現在にいたっ…

茂侶神社 松戸市小金原 後編

小金原団地を目指して、歩き始めた。 今は、光ヶ丘・酒井根の台地と小金原団地の台地の間の低地にいる。 しばらくして、小金原団地の建物が見えて来た。 小金原団地の斜面の下には、小さな川が南から北に向かって流れている。 これが、上富士川で、根木内城…

すわのうみ④ 菅江真澄テキスト

三月六日 けふは酉の日なりければ、須輪の御かんわざにまうでんとて出ぬ。 阿礼の御社を拝み奉りて行に、みかきのはな盛すぐるをかへり見やりて、 今しばしとゞめてあれのみしめなはゆふがひもなき花のはる風 かくて塩尻にくれば、花の木いくもとも立ならび…

近眼で乱視なので、眼鏡をかける

眼鏡のフレームの調子がおかしい。 なんとかしないと、いけない。 私は、車の運転には眼鏡が必需品である。 私は、田舎育ちなので、視力は良かった。 視力検査では、いつも1.5だった。 それもそのはず、家の回りは田んぼだし、隣の家まで100メートルくらいあ…

5歳の誕生日

私と妻にとっては、初孫でもある孫娘が5歳になった。 この5年間は、長かったようでもあり、短かったようにも思える。 まあるい顔をして、ころころした赤ちゃんだった。 今は、ほっそりしてすっかり女の子らしい。 私は、姉2人の末っ子だった。 妻は、弟2人の…

サンドイッチマンのおもしろさ

私は、サンドイッチマンが好きである。 ときどき、YouTubeで見たりして、妻にそのことを話したりしていた。 妻は、サンドイッチマンが主演で、バスを乗り継いで食べ歩く番組が見ているので、私も見ていた。 似たような番組は他にもあるけれど、サンドイッチ…

すわのうみ ① 菅江真澄テキスト

睦月十五日、諏訪のみやしろの筒粥の御かんわざにもうでんとて、丑のくだちにおきて出行。 かくて、汐尻に来けり。 大なる木の高きを、道中に立たり。 そがうれには、いろ/\の紙もてしできりかけ、しろ紅のはちじやう紙に、はたがみの小帒そへて付たり。 …

すわのうみ  菅江真澄テキスト

天明4年(1784年)1月から5月までの日記である。 菅江真澄は、前年天明3年2月末に故郷三河を出発し、信濃国に入り東筑摩郡洗馬村の医師可児永通宅に滞留していた。 天明3年の日記は、「いなのなかにち」と「わかこころ」におさめられている。 この年も、引き続…

住宅地図という地図について

ゼンリンという会社が発行している「住宅地図」というものがある。 ある程度の規模の書店だったら、地図コーナーにその地域近辺の市の住宅地図が置いてある。 かなり高価なので、個人の趣味用に買う人はいないだろう。 私のように地図好きでも、買えるような…

日の下に新しいものなし

太陽の下に、新しいものなどない。 というようなことばを、ずいぶん前に聞いたことがあった気がする。 人間なんて、みんな似たようなものだ。 人間が考えることなど、自分では画期的な新しい考え方だと思っても、ずっと昔に遡ればすでに誰かが考えている。 …

問題をすりかえること

ネットの掲示板のような、いろいろの人たちが一つのテーマについて語るようなサイトを見ていると、あれっと、違和感を感じることがある。 書き込みというか、発言の内容が一つの流れができているようになると、必ず一人、二人とその流れを変えようとする発言…

わかこゝろ⑦ 菅江真澄テキスト

いくとせかこゝろにかけて姨捨のやまにこよひぞ見つる月かげ 僧洞 月 あくがれてをばすて山にみる月のくまなきかげやよもにめづらん 永 通 名にたかき姨捨山にこよひみん月のむしろにまどゐあかして 啓 基 をば捨の山のまどゐに見る月のさやけきそらにかたる…

我孫子市立図書館 我孫子市若松

図書館ウォーキング第四弾で、我孫子市立図書館に行くことにした。 借りた本の返却期限がだいぶ過ぎてしまっている。 他の図書館で借りてまだ読んでないものがあるので、新しく借りる訳にはいかない。 返すだけなので、どうしようか迷っているうちに、出発が…

出走 ディック・フランシス

ディック・フランシスの「出走」という文庫本を読み終わった。 ディック・フランシスについては、しばらく前に「競馬ミステリーの巨匠 ディック・フランシス」という文章を書いた。 彼の作品については、40冊くらいある文庫本のうち半分くらい読んでいると思…

日本旅行記、訪問記、滞在記の類いについて③

我孫子市立図書館で借りた4冊のうちの残り2冊を読んでみた。 いずれも、講談社学術文庫文庫だった。講談社学術文庫は、1976年発足の文庫で、古典新訳や書き下ろしも多く、私もずいぶんお世話になった文庫である。 2000冊以上刊行されているらしいが、著者の…

私にとっての図書館

図書館ウォーキング第三弾で、鎌ヶ谷市立図書館へ行ってみた。 ナビで調べてみると、8.48kmで、所要時間1時間45分となっている。 最短コースは、いつも車で走っている千葉県道57号松戸鎌ケ谷線である。 面白味はないが、確かにほとんど直線で無駄がない。 今…

わかこゝろ⑥ 菅江真澄テキスト

十九日 つとめて浅間をたつ。 このあたりをさして、 「浅羽野にたつ水輪小菅ねかくれてたれゆへにかはわが恋ざらん」 と聞え給ふる。 この朝葉をあやまりて浅間といへるにや。 鈴虫のふり出てながめ紅のあさはの野良やいざわけて見ん 松本を過ぎ村居をへて芝…

日本旅行記、訪問記、滞在記の類いについて②

我孫子市立図書館から借りてある4冊の書籍を読んでいる。 気にかかる箇所の文章を抜き出そうと思う。 フランシスコ・デ・ザビエル 「聖フランシスコ・デ・ザビエル書翰抄下」 岩波文庫 アルーべ神父 井上郁二 訳 ザビエルは、ポルトガル国王ジョアン3世によ…

ゴルゴ13 さいとうたかを

先日、妻がゴルゴ13の最新巻を借りてきてくれた。 最新刊は、第199巻で2020年12月に刊行されている。 内容は、長編2編が掲載されている。 「オクトパスの疑似餌」脚本協力 横溝邦彦 ニューヨークの大手銀行の自社サーバーに大規模な攻撃を仕掛けた相手の狙…

日本旅行記、訪問記、滞在記の類いについて①

外国に行って、初めて日本がどういう国かがわかる、というようなことはよく言われる。 日本にいる限りは、それが当たり前なので意識して考えることがない。 私の数少ない海外旅行の経験で、感じたことがある。 家族でカナダのバンクーバーに行った時、ホテル…