晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

手賀沼カレンダー

孫娘たちが手賀沼公園に行くのに、いっしょに行った。 手賀沼公園は、いつ行っても小さい子ども連れの家族でいっぱいだ。 公園には、小さい子用の遊具がある子ども広場がある。 それだけではなく、「あゆみの郷鉄道」と名付けられた大人と乗れるミニSLもある…

国名について調べてみた11 柏市における村について

これは、私の日本の歴史の勉強のための覚書です。調べたこと、考えたことを書きとめてます。 令制国というものに興味があって、気が向けば調べたりしています。 先日、図書館について調べていて、柏市と松戸市の図書館数が多い、ということに気がついた。 柏…

くめじのはし⑤ 菅江真澄テキスト

久目路乃橋より 秋田県立図書館デジタルアーカイブ 十五日 あないをたのみて、度安里於登志見に行とて、相道寺村といふにきけり。 近きころ美濃の国より来けりとて、陶つくりがやどもありけるをへて、山路に入て遠近を見れば、さかしき山のみ十重廿重にかく…

読書の時間

郵便局に用事があって、出かけた。 自宅から郵便局まで、歩いて5、6分である。 帰りに、近隣センターの中にある市立図書館分館に寄ってみた。 自宅から2分ほどなので、行こうと思えばいつでも行ける。 難点は、閲覧スペースが狭いことである。 6人掛けくらい…

あこがれのシルクロード

若い頃の私にとって、シルクロードはあこがれだった。 二十代から三十代の頃である。 何がきっかけだったのか、はっきりは覚えていない。 行ってみたいと、思っていた。 自分が山を登ることをやっていたということが大きかったと思うが、時代がそういう時代…

「徹子の部屋」とテレビの時代

「徹子の部屋」を、妻と見ていた。 ゲストは、「ヒデとロザンナ」のロザンナさんだった。 「ヒデとロザンナ」といっても、リアルタイムで知ってる人は、かなりの年齢以上になるだろう。 デビューしたのが、1968年だというから、私は中学2年である。 家族で音…

くめじのはし④ 菅江真澄テキスト

久目路乃橋より 秋田県立図書館デジタルアーカイブ 十二日 よきみちづれのあれば、あはただしう松本を出たつ。 犬飼といふ村に到る。 「鳥の子はまだひなながら立ていぬかひのみゆるやすもりなるらん」 の歌は、束間にちかき浅間の温泉をもはらいふなれど、…

真空管からトランジスタへ

電化製品の量販店に行く機会があったので、店内をフラフラしていた。 我が家の行動範囲の中に、大手の量販店が四社くらいある。 だいたい、スマホ、タブレット、PC、テレビ・ビデオ、音響機器、あたりを、ひととおり見ていた。 私の興味の対象は、そのあたり…

国名について調べてみた⑩ 令制国の終焉

これは、私の日本の歴史の勉強のための覚書です。調べたこと、考えたことを書きとめてます。 令制国というものに興味があって、気が向けば調べたりしています。 時代劇の映画やテレビドラマを観ていて、ずっと不思議に思っていたことがあった。 大名や旗本が…

くめじのはし③ 菅江真澄テキスト

来目路乃橋より 秋田県立図書館デジタルアーカイブ この神のことも、とはまほしくて、神司上条権頭なにがしといふ人のもとに尋ねてければ、あるじ、しばしのほどに、とより帰り来てかたりて云、そのいにしへに厩戸皇子、このやまをめでのぼり分おましませし…

「日本人のおなまえ」と世界の名前

「日本人のおなまえ」というNHKのテレビ番組がある。 古舘伊知郎さんがメインMCで、「おなまえ」といっても単に姓氏だけではなく、地名をも含んで、広い視点からとらえていくバラエティ番組である。 あまりにも広い視点からなので、ほんとになんでもありであ…

いろは歌をいつ知ったのだろう

「いろはにほへと」が、意味のある歌であるということを知った時は、ほんとに驚いた。 しかも、「かな」が重複してなくて、すべてを使ってあるという。 ただの記号みたいなものだと、思っていたから、ビックリである。 歌といっても短歌ではなく、七五調の歌…

くめじのはし② 菅江真澄テキスト

松本につきたり。 牛楯といふ処に、おもしろき滝のありと聞て、見にいかんとて清水村を通る。 こゝは、 「夏来ればふせやがしたに休らひて清水の里に栖つきにけり」 とは、いにしへ人もながめ給ひし名どころ也。 〔天註--またしらぬ人を恋せば科野なる清水…

言語と文字について考えてみた

柏の葉公園のあたりを、車で走っていた。 柏の葉公園のある地域は、アメリカ軍の通信基地があった所で、1981年に返還された跡地である。 最寄駅は、つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅である。 千葉県営の柏の葉公園の他に、公共の施設が数多く建設され…

くめじのはし① 菅江真澄テキスト

(序文) 天明四とせ(二七八四)の甲辰の夏、六月三十日旧洗馬村をたちて、越のうしろ洲に行とて、清水の里、桐原のまき、つかまのみゆ、などを見めぐりて、水内の郡に到りて曲橋(この橋を久米路の橋といへり伊那の郡にも同名聞こえたり)を渡りて、この冊…

くめじのはし  菅江真澄テキスト

天明4年6月末、真澄はみちのくをめざして信濃国東筑摩郡洗馬村を出発し、長野を経て上水内郡を通過し、7月末に北国街道から越後に入る。 「くめじのはし」(久米路の橋)は、このあいだの日記である。 日記の序文にあるように、「くめじのはし」という題名は、…

プリキュアとウルトラマン

5歳の孫娘は、今は「プリキュア」というアニメがお気に入りである。 これは、女の子向けアニメのシリーズで、ずいぶんと長く続いているらしい。 いろんなキャラクターが登場するのだが、孫娘がとても気に入っているキャラクターがある。 最近は、好きな色が…

人が生きた証し

「人間は二度死ぬ」ということばがある。 ある方が、これは古代ローマとか中世ヨーロッパとかの思想家のことばかと思って、引用しようと出典を調べると、近代の俳優のことばだった、と書いていた。 俳優が誰かは、書かれていなかったので、調べてみた。 調べ…

菅江真澄の足跡

菅江真澄は、天明8年(1783年)に、30歳で郷里三河を旅立っている。 そして、それから46年後の文政12年(1829年)に、秋田にてその生涯を終える。 菅江真澄は、その間に多くの著作を残している。 その紀行文、又は日記にはやはり多くの図絵を含んでいて、私たち…

すわのうみ⑨ 菅江真澄テキスト

此月の廿日 沓沢といふ澗かげを行に、 わきて来る人こそなけれくつ沢の水音高し五月雨の頃 小野沢てふ郷の、三村親意がやをとぶらへば、つねにすむやをはなりて、ちいさやかなる庵つくりて、南おもての庭に秋の虫をすすひつべく、まうけしたり。 こゝろにや…

電子書籍は自分で作れる

電子書籍を見るためのアプリが、立ち上がらなくなってしまったということを、昨日のブログに書いた。 Windowsがダメなら、Androidにしようかな、と考えていた。 以前に、iPadにいれていたのは、削除していたと思っていた。 でも、それは思い違いで、「EBPock…

EPWINGアプリが立ち上がらない

最近は、あまりパソコンを使ってない。 このブログでも紹介していたEPWINGという電子書籍を見ようと、アプリを立ち上げようとしたら、立ち上がらない。 Dellのノートパソコンである。 「EBWIN」というアプリで数ヶ月前には普通に使えていた。 それが、何度や…

国名について調べてみた⑨ 常陸国編

これは、私の日本の歴史の勉強のための覚書です。調べたこと、考えたことを書きとめてます。 令制国というものに興味があって、気が向けば調べたりしています。 このところ、安房国、上総国、下総国という千葉県のことや、武蔵国のことを調べていた。 関東の…

すわのうみ⑧ 菅江真澄テキスト

廿八日 けふも萩原氏がやにせる。 あるじの云、われ遠つおやより持つたへ侍る、後水尾院第八の宮かゝせ給ふとて、扇のかたひらに歌六ツめでたき手にてかき給ひし、まことにかくやなど、あまたあふぎてずんずれば、なみだこぼれて、人々もことばなく、此御う…

ブログを始めて一年になる

昨年の8月から、このブログを書き始めた。 今までやったことのないことをやるのが、自分にとっていいんじゃないかと思ったのだ。 自分のことばで文章を書く。 そういうことは、ほとんどやってこなかった。 退職して以来の自由な生活で、自分の頭を甘やかして…

吾輩は猫である

「吾輩は猫である」を読んだのは、小学6年生の時だった。 旺文社文庫版で、薄緑色の表紙だった。 今は無くなってしまった旺文社文庫のことは、このブログに何回か書いている。 思いがけず、お年玉をいっぱいもらったので、旺文社文庫を5、6冊買った。 その…

すわのうみ⑦ 菅江真澄テキスト

廿五日 やをいづ。 むまやのをさなる根沢なにがしがやに、しばらく尻かたげしてものかたらふに、あが遠つおやは甚平といひてたけきものゝふにてありつる世に、君の御鷹それ行たるをあやいづこまでもと追めぐりて、みのゝ国の山中にていきつきはてゝ、たヾ空…

音楽を聴くのも才能だろうか

YouTubeを見るのは、習慣化しているので、とりあえず開いてみる感じである。 それまで見ていた履歴などが反映されるのか、おすすめらしいものが表示される。 たまには、今まで見たことない、面白そうなのを見ることもある。 お気に入り登録するようなマメさ…

私のお気に入りサイト② 日本文学編

小学生の頃に、「義経物語」というのを読んだ記憶がある。 なぜ、義経だったのだろうか。 著者名は覚えていないし、内容についても細かくは覚えていない。 たぶん、「義経記」を少年向けに、現代語訳したものだった、と思う。 その後、中学校や高校で、「徒…

私のお気に入りサイト① 千夜千冊とバルバロイ

毎日、iPadでYahoo!やYouTubeをながめている。 最近は、今日の大谷選手はどうだろう、という感じである。 思うのは、日本ハムじゃなかったら、エンジェルスじゃなかったら、、ということだ。 彼は、何があっても二刀流を通したんだろうな。 さて、お気に入り…