晴耕雨読    趣味と生活の覚書

  1953年秋田県生まれ。趣味は、山、本、音楽、PC、その他。硬化しつつある頭を柔軟にすべく、思いつくことをなんでも書いています。あわせて、江戸時代後期の紀行家菅江真澄の原文テキストを載せていきます。

スマートフォンの寿命

愛用のスマホに寿命がきた。 気がついたら、本体と画面の間に隙間ができていた。 そう言えば数日前から、挙動がおかしかった。 「カバーを閉じて下さい」というような表示が出て起動しない。 電源を入れ直せば、起動した。 隙間はかなり広いので、水分でも入…

欧米人のおなまえ②

テレビのバラエティ番組を見ていたら、ペットのおなまえランキングというのをやっていた。 イヌとネコのベスト10が紹介されていた。 なんと、イヌとネコとも1位は同じで「ムギ」ちゃんということである。 昨年に続いて、二連覇だそうだ。 いったいどうして、…

あきたのかりね⑨ 菅江真澄テキスト

霜降月のなかば、湯沢(湯沢市)〔いにしへ出湯ありしといへり。 いまも山はたけの畔より湯いづるところあり。かくちといふ。 たばこいづる里也〕のうまやに行ば、雪は五六尺にあまりて、かた岨、谷などをのぞむがごとくおぼへたり。 かく、しみ氷りたる雪の…

雨に咲く花

午後になっても雨は降っていたが、買い物に出かけた。 買い物を終えて、帰り道を歩いていると、道端にいろんな花が咲いている。 雨はたいしたことはなかったので、花を見ながら行く。 スマホで写真を撮ろうとすると、買い物袋と傘が邪魔になる。 梅雨入りし…

国名について調べてみた13 陸奥国比内郡

今朝、団地に咲いていた紫陽花 これは、私の日本の歴史の勉強のための覚書です。調べたこと、考えたことを書きとめてます。 令制国というものに興味があって、気が向けば調べたりしています。 息子が、小学校で使う郷土学習の副教材を見たときに思った。 自…

昭和のアルバム

妻の父親と母親の古いアルバムをデジタル化している。 長年、空き家だった妻の実家の建物を手放すことになり、古いアルバムや写真がいろいろ出てきたけどどうしようと、妻の弟から連絡があった。 貴重なものだから、みんなが見れるようにデジタル化するとい…

大町自然公園 市川市大町

天気予報では、全国的に暑くなるようなことを言ってたが、ちょっと遠出をすることにした。 緑の中を歩きたくなった。 それで、思い出したのが、市川市の大町公園である。 3週間ほど前に、孫娘を預かったときに、その公園の中にあるバラ園に行った。 その時は…

あきたのかりね⑧ 菅江真澄テキスト

十日 みちつきたりといふまゝ、ふねにのりて川ひとつ越て、雪のなか路をかいわけ行くば梭はしとて、木を間遠にあみたるに雪のいたくかゝりて、日のてれるに半けち行たるを、見るだにおそろしき谷川のどよみながるるを、人にたすけられて、からうじてわたりぬ…

フランス式彩色地図原図をじっくりとながめる

この何ヶ月か、近隣の図書館を所蔵の古地図のために訪ねていた。 柏市立図書館、流山市立図書館、松戸市立図書館、鎌ヶ谷市立図書館、千葉県立西部図書館。 このすべての図書館まで、歩いて行ってきた。 このブログでも、何回も書いている「フランス式彩色地…

おんぶ紐が抱っこベルトに変わった頃

孫娘が、もうすぐ6歳になる。 来年は、早いもので小学生になる。 今の時代も、小学生はランドセルを背負っている。 孫娘は、紫色のランドセルがいい、と言っている。 赤と黒しかなかった我々の時代、数種類しかなかった息子たちの時代と違って、何十色もある…

欧米人のおなまえ①

NHKのテレビ番組「日本人のおなまえ」が、3月末で終了した。 姓氏や地名などにとても興味がある私は、楽しみにしていた番組だったので残念である。 レギュラー化してから、5年になるらしいが、そのうちに再開しないものだろうか。 おなまえと言っても、姓名…

あきたのかりね⑦ 菅江真澄テキスト

三十日 しほこし(塩越)をたつ。 大汐(塩)越(象潟町)の村を出て、飛(金浦町)といふところに至る。 いにしへ、みちのおくのしほがまひとつとび来けるとて、今神とあがめて、村をもとびと附たり。 そが沖のとびしま(飛島)、波路はる/\゛と見やられ…

アルビノーニとボッケリーニ

いつからか、アルビノーニとボッケリーニがお気に入りの音楽家になっていた。 だいたい、このふたりを交互に聴いている。 もともとは、私のお気に入りはシベリウスだった。 けれども、シベリウスはけっこう重厚である。 もっと気楽に、音楽を聴きたくなって…

水底の星々 冬佳影さんの時代小説

冬佳影さんの時代小説を読んでいる。 このところしばらく、野村胡堂さんの銭形平次捕物控を読んでいたが、今は中断している。 銭形平次捕物控は、青空文庫の作品リストを見ると、あと70作品くらいは残っているようである。 まだ、入力されていないものもある…

柏ウォーキング②

柏市立図書館本館に出かけることにする。 目的は、所蔵されている地図のコピーである。 それだけだと、それほど時間もかからないので、あと二か所寄ることにする。 柏駅に近いところにある「鹿島神社」と建物名はわからないがやはり柏駅に近いところにあるビ…

あきたのかりね⑥ 菅江真澄テキスト

甘八日 きのふのやうに雨風すれば、はが/\゛しからじ。 はる/\゛ヽこゝをさし来て、ほゐなうかへらんもうければ、晴ぬかぎりは、 「海士のとまやにあまた旅ねぬ」 と、顕仲朝臣ののたまひしも、げにもとおぼへて、けふはあたり見ありく。 此磯のなのりそ…

春の手賀沼散歩

天気予報では、夕方には雨が降りそうだが、昼間は大丈夫そうだ。 我孫子市立図書館に返却する本があるので、歩いて行くことにする。 自転車も考えたが、歩いた方が気持ち良さそうである。 天気が崩れる前に、帰って来れるだろう。 ついでに道の駅しょうなん…

神様はどこにいるのだろう

墓参りに行ってきた。 お彼岸の時には行けなかったので、しばらくぶりだった。 孫娘を預かる日だったので、いっしょに行った。 いつものように、妻の父の墓と私の父母の墓の二箇所である。 墓石に水をかけてきれいにして、まわりの枯れ葉を拾って、雑草を抜…

想像力が生み出した鳥瞰図というもの その2

「地表面を上空から斜めに見下ろしたようすを図に描いたもの。俯瞰図(ふかんず)ともいう。起伏のある土地に用いることが多い。立体感や遠近感がよく表され、土地の状況を把握しやすい。しかし、地図のように、距離、方向や面積を正しく読み取ることはむずか…

ロックの時代18 空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ

ふとした拍子で、むかし聞いていた曲がよみがえったりする。 フォークやロックを聴き始めた中学や高校の頃の歌である。 フォークもロックも、同じ頃にやって来たような記憶がある。 フォークは、カレッジフォークとか言われて、フォークギターを持って学生風…

アマゾンのタブレットを使う

アマゾンのタブレットを使うことにした。 現在、タブレットはiPadを使っている。 このブログも、iPadを使って書いている。 でも、iPadは妻のためのものである。 自分用のタブレットが欲しくなったのだ。 寝ころんで、タブレットを見ていることが多いが、長時…

柏ウォーキング①

柏駅の近くに用事があったので、出かけた。 鉄道で一駅分あるので、ふつうは歩く距離ではない。 天気もいいことだし、運動のために歩いて行った。 この数日陽気がよかったので、桜はだいぶ散っていた。 柏レイソルのサッカー場前を過ぎて、交差点にある日立…

あきたのかりね⑤ 菅江真澄テキスト

廿四日 雨ふればあるじの上人、けふはなにくれかたらん、とゞまりてと、せちに聞え給へば出たゝず。 ー湯あみの日なれば、大鼓、なる神の頻がごとくにうちならして、開山禅師の御杖をまつさきによこたえ、手ぬぐひ、香炉など、あまたのすけとり/\゛にもち…

想像力が生み出した鳥瞰図というもの その1

「鳥瞰図」を見に柏市立図書館の本館に行ってきた。 「千葉県市街鳥瞰図」というものが、蔵書としてあることがわかったからだ。 この鳥瞰図は、松井天山という方が、昭和2年(1927)から昭和13年にかけて作成したものである。 保存されていた1市25町26枚の鳥瞰…

桜も咲いたので江戸川にいく

今年はなかなか桜が咲かないな、と思っていたらいっきに咲いた。 あっという間に、満開だ。 サイクリングで、江戸川を走って柴又まで行くことにした。 この2年ほど、柴又の桜を見ている。 昨年は、帝釈天にお参りして、京成金町駅前の寅さんにもあいさつした…

日本旅行記、訪問記、滞在記の類いについて④

一年前に、このタイトルで、 ハーバート・G・ポンティングの「英国写真家の見た明治日本」について、取り上げた。 ポンティングは、南極体験隊にも同行した職業写真家であり、日露戦争に従軍したことが縁で来日して、その後3年間日本に住んでいた。 原著は、…

あきたのかりね④ 菅江真澄テキスト

廿一日 あさとく山岨のみちをくれば、山谷の紅葉いとよし。こを、しばし見つゝたゝずみて、 うすくこき蜂の?の紅に山ははぐろの名に似ざりけり 瀬川(添川-東田川郡藤島町)、二か沢、添津、山崎、苅河(以上立川町)、かゝるところを過来れば、阿古谷稲荷…

国名について調べてみた12 陸奥国と出羽国

これは、私の日本の歴史の勉強のための覚書です。調べたこと、考えたことを書きとめてます。 令制国というものに興味があって、気が向けば調べたりしています。 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の6県からなる東北地方であるが、明治維新まで…

A判とB判という紙のサイズのこと

妻の母が入院している病院の会計カウンターに座っていた。 月に一回、入院費の支払いのためである。 担当者の背後に、PPC用紙のストックが積んであった。 その日はたまたまそれが目についた。 A4,B5,A6というサイズのコピー用紙だった。 私は、40年ほど事務…

今年も桜は咲く

松ヶ崎城址の桜を見に行った。 早咲きの桜が満開だった。 松ヶ崎城址は、高台の上部には何もなく、芝生になっている。 土塁や空堀の跡が残っていて、説明板も設置されている。 そして、何十本かの桜が植えられている。 いつ来ても、ほとんど人影はない。 昨…